「さいじょうりゅうまい」と読みます。意味は、読んで字のごとし、「川の最も上流のきれいな水で育った米」のことです。
米はイネにみのり、そのイネは水田で育つわけですが、それぞれの水田には、水の入口(取水口)と出口(排水口)が設けられています。「最上流米」は、厳密には、「取水口よりも上流に家屋がない水田でとれた米」のことです。
この条件を満たす水田は、日本にごくわずかしかありません。山から流れ出る小川。その小川の水を引く水田だけが、該当します。――川の中流や下流の水田はもちろん該当しませんし、川の上流の水を引く水田でも、さらに上流に家屋が一軒でもあれば該当しません。本当の最上流にあって、生活用水の流入が一切ない水田だけが、該当するのです。
したがって、「最上流米」の産出量はごくわずかです。
このように「最上流米」は、米を、それが育った環境によって区別するこころみです。
米は、コシヒカリ・秋田小町などと、品種(=遺伝子の構成)によって区別されており、品種がちがえば、味がちがいます。しかし、同じ品種の米、たとえばコシヒカリでも、育った環境がちがえば、味がちがいます。だから、「最上流米」というような、育った環境による命名が必要なのです。
(「最上流米」は登録商標です。)
品種が同じ「コシヒカリ」で、育った環境が同じ「最上流米」でも、育て方がちがえば、味がちがいます。天地人研究所(株)では、「最上流米コシヒカリ」を次のようなし方で育てています。
最上流米が育つようすはここをご覧ください。
最上流米の販売については、ここをご覧ください。